お家で見つけたシロアリは駆除しても意味がない?無料調査でリアルなシロアリ動画解説対応【茨城県編】
シロアリを庭先で見つけたからホームセンターで駆除剤を買って駆除しよう
安く済ませたいので、DIYのシロアリ駆除方法はないだろうか?
そのようにお考えの方に、ぜひこの記事を読んでいただきたいです。
結論から言うと、ご自分で対処されるよりも専門の業者に依頼することをおすすめします。
その理由については記事の中でも詳しくお伝えしますが、シロアリは市販の薬剤では根絶が難しく、お家に被害をもたらす危険な害虫だからです。
ここでは私たち暖喜が拠点とする茨城県に多い「ヤマトシロアリ」を中心にシロアリ駆除の方法についてお話していきます。
お家で見つけたシロアリは駆除しても意味はない
お家で発見したシロアリを自分で殺虫剤などを使って駆除しても意味はありません。
なぜなら、そのシロアリは家に潜んでいるシロアリ全体のほんの一部にすぎないからです。
床下の見えないところでは、今も木材を食い荒らす大量のシロアリが潜んでいる可能性があります。
さらに、家にいるシロアリたちは、実はどこか別の場所にある本体の巣の一部でしかありません。
巣からは新しいシロアリが次から次へとやってきます。
ヤマトシロアリの女王は寿命が15年と長く、その間、毎日のように新しい卵を産み続けています。
そのため、専門的な知識や道具・薬剤を使わずに、お家のシロアリをしっかり駆除するというのは不可能に近いことなのです。
駆除を専門とするプロにとっても、シロアリの駆除は簡単なことではありません。
もし仮に、運良く自力でシロアリをすべて駆除できたとしても、ダメージを受けてしまったお家の修繕やシロアリ予防もしなければいけません。
これらすべてをご自身でしっかり対処するのは、現実的に不可能に近いのです。
シロアリ駆除の目的は「大切な家族の命を守る」こと
一番最初に知っていただきたいのは、シロアリは人命に関わる問題であるということです。
阪神・淡路大震災のときに、被災した家を調査した下記のグラフをご覧ください。
左がシロアリと腐朽の被害のあった家、右がなかった家です(※ 腐朽(ふきゅう)については後述します)。
シロアリと腐朽の被害があるかないかの違いだけで、全壊になった家の割合がかなり違うのがグラフで分かります。
さらに、同じ「全壊」でも、被害があった家と、なかった家とでは、被害で亡くなられた方の割合が3倍以上も違うことが分かっています。
これは家のダメージが大きいと、地震が起きたときに倒壊するスピードが早く、避難する間もなく下敷きになってしまうからではないかと言われています。
つまり、シロアリ対策をした家としていない家とでは、震災のときに命を落とす確率が6倍近く変わることになります。
このようにシロアリは大切なお家と家族の命に関わる問題なのです。
ゴキブリや蚊を殺虫剤で殺すのとはわけが違うということをご認識ください。
大切なのは、シロアリは「見つけたから駆除する。いないから駆除しない」ではなく予防が大切ということです。
なぜ、リフォーム会社である私たち暖喜がシロアリの話をしているのか?
それはリフォームに関わらず「お客様のお家を守る」ことが私たちの使命だからです。
出典:兵庫県南部地震による木造家屋被害に対する蟻害・腐朽の影響 阪神・淡路大震災と蟻害・腐朽による建物被害
シロアリ駆除の方法と目的
シロアリ駆除の方法は1つだけです。専門の業者にお願いしましょう。
実際に業者に依頼するかどうかは別として、一度、点検だけでもしてもらい、プロの目で確認してもらうと良いと思います。
もちろん、私たちも無料の点検を最初にさせていただいています。
私たちがヤマトシロアリを駆除・予防する場合は、薬剤を1階の床下全体に散布するという形で行います。
被害の場所や築年数、家の構造など、状況によって使用する薬剤などは変わりますが、基本的にこの方法です。
私たちのシロアリ駆除には3つの目的があります。
- シロアリの女王を駆除すること
- シロアリ被害を予防すること
- 木材の腐朽を防ぐこと
目的1:シロアリの女王を駆除する
シロアリを根絶するには、巣の司令塔となっている女王を駆除する必要があります。
女王を駆除しない限り、新しいシロアリが次々と産まれてしまうためです。
家の中に巣があると思われている方も多いのですが、実際には家から離れた地中にあり、床下などの点検では場所を特定することはできません。
また、シロアリの女王がどこにいるのかを特定するのも非常に困難です。
では、どうやってシロアリの女王を駆除するのかというと、遅効性(ちこうせい)の駆除剤を使います。
遅効性とは、効果が出るまでにタイムラグが生じるという意味で、薬剤の効果がすぐに出ないので、働きアリたちが毒エサ(駆除剤入りの木材)を食べて、それを巣に持ち帰り、それを女王が食べることで巣が根絶します。
即効性がないため、施工から効果がでるまでにおおよそ2〜3ヶ月かかります。
目の前にいるシロアリを、殺虫剤で殺したとしてもまったく意味がないというのが、これで分かっていただけると思います。
女王を駆除しなければ何の解決にもならないのです。
目的2:シロアリ被害を予防する
シロアリの駆除は予防とセットです。私たちが使用する薬剤には予防効果もあります。
予防のためにシロアリ被害の有無にかかわらず、1階の床下全体へ薬剤を散布し、1階からのシロアリの侵入を防ぎます。
さらに、木材やシロアリの被害を受ける建材は表面だけでなく、穴を開けて中にしっかりと薬剤を染み込ませます。
この薬剤の予防効果はおおよそ5年間続きます。
目的3:木材の腐朽を防ぐ
最初に見ていただいたこちらのグラフ。
これは「シロアリと腐朽の被害」の有無を比較したグラフでした。
実はシロアリと同じくらい、木材にダメージを与えているのが「腐朽菌(ふきゅうきん)」と言われるキノコの一種です。
これは常在菌なので、湿気が多く温かい場所であればどこでもすぐに発芽します。
この腐朽菌の対策としては、木材への防腐剤の散布を行います。
とはいっても、木材用のシロアリ駆除剤には防腐剤がもともと含まれているので、シロアリの予防をすることで腐朽の予防にもなります。
少し話が脱線しますが、業者の中には「駆除剤」とは別に「防腐剤」という名目でお金を取ってくる業者がいますが、本来は必要のない費用なので気をつけてください。
木材用のシロアリ駆除剤には防腐剤がもともと含まれており、別途で請求する必要のないものだからです。
以上が、シロアリ駆除の方法と3つの目的でした。
被害が大きいときはお家の修繕もしましょう
シロアリの被害が小さければ駆除と予防だけで解決しますが、被害が大きい場合は家の修繕も行う必要があります。
修繕にかかる費用は、被害の場所や規模によっては、かなり差があります。
とにかくシロアリ対策は被害が大きくなるまえに早めの対処が一番です。
写真をご覧いただくとお分かりのとおり、床下だけでなく外壁もシロアリの被害にあう場合があります。
外壁塗装を長年していないお家の場合、塗膜がやぶれてヒビの入った外壁に雨水が染み込み、湿気を好むシロアリが壁伝いに入り込んで来るからです。
だから、外壁塗装はシロアリ対策としても非常に重要です。
シロアリ豆知識
シロアリは女王を中心とする分業制
シロアリは、アリやハチと同じように社会性の生き物です。
巣の中には王と女王がつがいで存在し、働きアリや兵隊アリなどが働いています。
巣の頂点にいるのは女王で、すべての司令塔となっています。
女王は、シロアリの中で唯一卵を産むことができ、寿命は約15年と長生きです。
シロアリの巣は被害を受けている家の中にはない
ヤマトシロアリの巣がどこにあるか、特定することはできません。
家に被害をもたらしているシロアリたちは、蟻道を通じてどこか別の場所にある本体の巣から女王の司令でエサを運びにやってきているだけです。
シロアリは湿気を好み・光が苦手
ヤマトシロアリは床下などの暗くて湿気の多い場所を好みます。
そのため、台所・トイレ・お風呂などの水まわり付近の床下は特に被害が多い場所です。
反対に光が苦手です。地上を通るときは光を避けるために蟻道と呼ばれるトンネルを作り、その中を移動します。
同じ理由から木材を食べるときも、内側から食べますが木材の表面に穴を開けることはありません。
光が差し込んだり、外敵に襲われることを避けるためでしょう。
だから、シロアリ被害は発見するのが難しいのです。
木材だけでなく発泡スチロール、ウレタン、断熱材も食べる
シロアリは、木材の他にも発泡スチロールやウレタン、断熱材などの人工物も食べます。
暖かい家づくりとして人気の「基礎断熱」もシロアリにとってはエサなので気をつけましょう。
目は退化して見えないが嗅覚は犬以上
こちらの動画をご覧ください。
シロアリは目が退化していて見えません。
線の上を歩いているように見えるのは、シロアリがペンのニオイを嗅ぎ分けているからです。
シロアリの嗅覚は犬以上と言われていて、この鋭い嗅覚で雨水を伝って土に染み込んだ木材のアクのニオイを頼りに家の中へ侵入してきます。
シロアリに関するよくある間違い
シロアリの話には間違った情報が意外と多いです。
ここでは、その一部をご紹介します。
シロアリの湿気対策に床下に換気扇をつける
床下の湿気対策として換気扇の設置をすすめる業者がいるようですが、床下に換気扇をつけても効果はありません。
なぜなら、床下の土から来る湿度を換気扇で取り除くことは不可能だからです。
夜の時間帯など、換気扇を止めてしまう場合があると、床下の風通しを返って悪くしてしまい、特に夏場は結露を引き起こします。
床下の結露は、カビやダニの発生を招くので健康被害の原因になります。
床下の換気扇は、効果がないだけでなく純粋に電気代の無駄なので取り外した方が良いです。
シロアリの来ない完璧なお家はありません
床下一面をコンクリートで一体化したベタ基礎は、シロアリが来ないと思われることがありますが、どんな建物にでもシロアリは侵入します。
ベタ基礎のコンクリートの場合でも、地震や経年劣化などで細かいヒビが必ず入るので、わずかな隙間からシロアリは侵入してきます。
シロアリ対策の必要がない「完璧なお家」というのは存在しません。
「この建物にシロアリはいません」 と断定する業者は信用できない
シロアリは人の目の届かない場所から、家の中に入って被害をもたらします。
木材などを食べるときも内側から侵食するので、点検ですべてのシロアリを見つけることはできないのです。
そのため、「シロアリがいないのでこの建物は大丈夫です」と言ってくる業者は信用しないでください。
経験を積んでいる業者ほど「大丈夫は絶対にない」ことをよく知っています。
まずは、シロアリ点検してみませんか?暖喜ならリアルタイムに床下をモニターで確認できます
シロアリを点検してもらいたいけど、業者の話をどこまで信じたら良いか分からない。
そんな方のために、暖喜では床下をリアルタイムに確認できる無料点検を実施しています。
モニターを確認しながら、専門スタッフが状況を詳しくご説明するのでお話を聞くだけでも参考になるはずです。
点検に伺わせていただくスタッフは、国土交通省が管轄する「公益社団法人 日本しろあり対策協会」に所属している経験豊富なスタッフなのでご安心ください。
シロアリ駆除・予防をさせていただく場合は、5年間の保証がついていますので、保証期間中のシロアリ被害やお家の補修は無料でご対応します。
茨城県のシロアリ無料点検は暖喜までお気軽にお問合せください。