お風呂のリフォーム|従来のタイル風呂とユニットバスの違いとは?
こんにちは。ここ数日でだいぶ冷えてきましたね。寒いとお風呂にゆっくり浸かりたいですよね。ご参考までにふと昔と今とではお風呂がどう変わってきたのかまとめてみました。
今までのお風呂とは大きく違う!現在のユニットバスの5つの利点
従来のお風呂と現在のユニットバスの違いとして大きく5つの項目で分けてみました。
- 浴槽の形状
- 保温性
- 洗い場の床
- 段差解消
- お手入れ
浴槽の形状
従来の在来浴室はタイルのお風呂が多く、浴槽は狭く、深い形状の物が多く出ておりました。しかし、現在のユニットバスの浴槽は従来のものと比べると広く、浅い形状になっていることが分かります。
この浴槽の形状の違いは入浴中の姿勢などよりよくされております。従来の深いが狭い浴槽だと足を曲げて入浴するしかありませんが、現在の浴槽では足を延ばして入浴することが可能となっているため、それを求めて浴槽の改装をされる方もいらっしゃいます。それほど入浴中の姿勢について「ゆったり入浴したい」とお考えになられる方が多いという事を覚えておきましょう。
また、お湯を溜める際に使用する湯量も変わってきます。従来のタイプと比べて現在の浴槽の方が入る容量が少なくなっていますが、しっかりと肩まで浸かれるため省エネにも繋がり長い目で見た際に水道料金もお得になっております。
保温性
今まで「タイルのお風呂からユニットバスに変えたい!」というお客様に質問させていただいた返答の中で最も多くあがったお声がこの保温性です。
浴槽にお湯を溜めた後の保温性ももちろんですが、浴室全体の保温性は在来タイプに比べると格段に良くなりました。
TOTO 魔法びん浴槽
今回例として挙げさせてもらうのはTOTOの魔法びん浴槽というものです。4時間後の湯温の低下を約2.5℃以内に抑制。断熱材と断熱ふろふたで浴槽をしっかりと包み、追いだきなしでもすぐ入浴できます。従来のタイプにすると間違いなく冷えてしまい追い炊きが必要となってしまいますよね。
洗い場の床
タイルを使用している在来の浴室と比べ現在の浴室では樹脂製の床が多く使用されております。その中でもより温かみを感じられる床がこちらです。
ほっカラリ床
ほっカラリ床はTOTOの製品です。CMでもやっていたので見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。この特徴は、床の内側にクッション層を持っていることです。そのクッション層が畳のようなやわらかさを実現し、同時に断熱材の役割も果たすので冬場の1歩目もヒヤッとしないためお勧めです。
段差解消
在来浴室に多いのは脱衣場からお風呂の洗い場に入るために段差をおりて入ることが多かったかと思います。しかし、現在のユニットバスは解体後に土間打ちをして高さを調整するため段差が解消されます。
浴室解体後 浴室土間打ち後
お手入れ
お風呂掃除はとても大変だと思います。しかし、今のユニットバスは掃除などの面も考えられておりお手入れがしやすくきれいな状態を保つことができるものが多く出ております。
排水溝に詰まってしまう髪の毛や、洗い場の皮脂汚れ、床のヌメりなど日々の掃除の中でもお風呂掃除は特別大変ではありませんか。現在のユニットバスではそういったところまでよくなっているのです。
なぜ排水溝に髪の毛が詰まってしまう!?その原因とは
石鹸や人の油などが付着し、バイ菌が繁殖してヌルヌル状態になります。 そのヌメリに髪の毛がからまって、髪の毛が固まりになっていきます。それが排水溝の詰まりの原因になってしまいます。
タイルの目地の汚れがとれない
在来浴室の現場でよく聞くのが「お風呂のタイルは目地がとても多く掃除が大変」ということです。デッキブラシやハンドブラシなど使用して力強くこすっても汚れがなかなか落としにくいというのが現状だと思います。カビなど根が生えてしまっている状態だと根から落とさないとまたすぐ生えてきてしまいますよね。
掃除のしやすいお風呂はどんなもの?
お湯を抜いてまとまったごみをポイっとするだけ! | LIXIL
排水溝の髪の毛やヌメりを勝手にお掃除する「くるりんポイ」というものです。
こちらは排水がうず流となって、排水口を洗いながらゴミをまとめます。
溜まったごみを捨てる時はヘアキャッチャーをもってひっくり返すだけでごみを捨てられるのでとても簡単です。
ホーローのパネルで汚れが染み込むのを防ぐ | タカラスタンダード
ホーローのパネルを使用することで汚れやカビなど根がはれません。そのため表面の汚れはシャワーで洗い流すだけで落とすことができます。また、床には磁器タイルをしようしており、一枚の大きさも30cm角ということで従来のタイルのお風呂と比べると目地も少なくお手入れがしやすく傷もつかないため、デッキブラシ等でしっかりと擦れます。
まとめ
ユニットバスとタイル風呂には、それぞれ異なるメリット・デメリットがあります。一概にどちらが良いとは言い切れないものですが便利で快適なお風呂にするため、ご自身の希望や住まいの状況に合わせて検討してみて、迷ったら私たちにぜひ相談して下さい。