うちのユニットバスはどのサイズ?在来浴室からリフォームした場合のサイズ選び
ユニットバスは、サイズによって「1616」「1717」などメーカー問わず同じ規格が設けられてます。
家のお風呂をリフォームしてユニットバスにした場合、どのサイズのユニットバスになるのかが気になりますよね。
ここでは、在来浴室(タイルのお風呂)からユニットバスに変更する場合に、どの規格サイズになるのかを分かりやすくご紹介しています。
さらに、できるだけ浴室がゆったり使えるようにするための工夫や、将来を考えたリフォームの工夫についてもご紹介しているので、快適なお風呂にするためにぜひご参考になさってください。
在来浴室からユニットバスのサイズを確認する方法
ユニットバスのサイズを確認する方法は次の2ステップです。
ステップ1: 現在の浴室サイズを測る
まずは、メジャーを用意して現状のお風呂の奥行きと幅(内寸)を測ってメモをしましょう。
ステップ2:一覧表からサイズを確認
現状の浴室サイズが確認できたら、下記の表から「在来浴室の内寸」で当てはまるサイズを探してください。
該当するサイズの右側にある規格が、あなたのお家のユニットバスの規格です。
在来浴室の内寸 | ユニットバスの規格 | ユニットバスの内寸 (奥行×幅) | 坪タイプ |
---|---|---|---|
〜125cm × 〜165cm | 1216 | 120cm×160cm | 0.75坪 |
〜135cm × 〜175cm | 1317 | 130cm×170cm | 0.75坪 |
〜165cm × 〜165cm | 1616 | 160cm×160cm | 1坪 |
〜175cm × 〜175cm | 1717 | 170cm×170cm | 1坪 |
〜165cm × 〜185cm | 1618 | 160cm×180cm | 1.25坪 |
〜165cm × 〜205cm | 1620 | 160cm×200cm | 1.25坪 |
〜165cm × 〜245cm | 1624 | 160cm×240cm | 1.5坪 |
〜185cm × 〜185cm | 1818 | 180cm×180cm | 1.5坪 |
表を見ていただくと分かるように、ユニットバスの規格サイズにプラス5cmくらいの余裕が在来浴室の内寸として必要です。
つまり、ユニットバスに変更をすると浴室は少し狭くなります。
ユニットバスに変更すると浴室は少し狭くなる
ユニットバスというは、「箱」のようなものを浴室部分に埋め込むように形になっているので、ユニットバスの壁の分だけ浴室が狭くなります。
また、お家の壁とユニットバスとの間には、あえて微妙な隙間が設けられています。
地震などが起きたときに、揺れでユニットバスが壊れないようにするためです。
そのため、在来浴室をユニットバスに変更した場合、浴室の内寸が少し狭くなります。
でも、浴室が少し狭くなったからといってすごく不便になるのかというと、そんなことはありません。
むしろ、ユニットバスに変更することで「ゆったり感」は増します。
理由は、お風呂でゆったりできるかどうかは、浴室のサイズよりも湯船の形状の方が重要だからです。
お風呂の「ゆったり感」は浴室よりも浴槽の影響が大きい
下の図をご覧ください。
左が従来の浴槽、右側が今のユニットバスに多い浴槽です。
昔の浴槽は、狭くて深い形状の浴槽が主流だったので、湯船に浸かるときは体育座りみたいな姿勢で湯船に入らなければいけませんでした。
この写真のような感じですね。
写真の手前のスペースのように、湯船のスペースをあえて狭くしている場合もあります。
でも、今のユニットバスの湯船は、ゆったりと足が伸ばせる設計になっているので、湯船は逆に広くなることも多いです。
他にも、ユニットバスにはいろいろメリットがあります。
在来浴室をユニットバスに変更するメリット
- 脱衣所と浴室の段差が解消してバリアフリーに。
- 保温性に優れているので冬の「寒い!」が解消。
- 汚れがつきにくい素材なのでお掃除・お手入れがカンタン。
- 防水性が向上し腐朽菌やシロアリ予防に。
このあたりの詳細については、こちらの記事も参考になさってください。
浴室スペースがユニットバスの規格に合わないときは
現在の浴室のサイズを測ってみたら、ユニットバスの規格とはだいぶ違う長さになっているというお家もあるかもしれません。
そんなときは、タカラスタンダードの「ぴったりサイズシステムバス」のようなサイズ調整できるユニットバスで解決できます。
ぴったりサイズシステムバスの場合、2.5cm刻みでサイズ調整できるので、もったいないスペースが生じません。
また、どうしても現状よりも浴室を広く設けたいという場合、お家の構造を確認させていただいた上で、可能な場合は広くする工事をすることも可能です。
その辺りは実際に現場を見させていただいた上で、私たちがご提案させていただきますのでお気軽にご相談ください。
補足:窓の交換が必要かどうかは条件によって異なる
お客様から「ユニットバスに変更した場合、窓も変更する必要がありますか?」とご質問いただくことが多いのですが、窓は交換してもしなくても大丈夫です。
ただし、ユニットバスは 10〜15センチ床を上げて脱衣所から浴室の段差をなくすため、湯船のフチよりも窓が下になってしまう場合は、交換が必要になります。
ちなみに窓を新しく交換する場合の費用は15万円くらいです。
浴室リフォームの際は合わせて手すりの設置もオススメ
将来、ユニットバスに手すりをつける可能性がある場合は、リフォームのタイミングで手すりを付けてしまうのも良いです。
ユニットバスは構造上、手すりの後付けが難しいケースがあったり、割高になってしまうためです。
でも、リフォームプランに始めから手すりを含めておけば、取付け専用の穴が開いた状態でユニットバスが届くので、余計な工事代もかかりません。
手すりは安全のためメーカー専用の手すりをリフォーム時に付けてしまうのがオススメです。